2017/05/24 15:57

  「  一病息災とは?」

    病気もなく健康な人よりも、一つぐらい持病があるほうが 健康に気を配り、かえって長生きするということ。▽「息災」は健康であること、身にさわり のないこと。 - goo辞書国語辞書
タレントの稲川淳二さんの次男の由煇さんのお話です。
稲川さんは、次男の由輝ゆうきさん(26)が生後4か月で手術を受けて、成功を願う気持ちと、「死んだほうがいい」との思いが交錯したそうです。 由煇さんは、先天性の病気クルーゾン症候群を患っていたのです。
稲川さんは、12時間後、手術室から出てきた大きなベッドの上の小さな体は包帯だらけの由煇さんを見て、「オレは何を考えていたんだ。期待通りの子じゃないから殺そうなんて、最低だ。この子はオレが望んだから生まれてきて、オレのために闘っているんだ」 遠ざかるベッドに向かい、叫んだ。「由輝、オレはおまえのお父ちゃんだぞ。由輝、お父ちゃんだぞ」。由輝さんの名を呼んだのは、それが初めてだった。 今、由輝さんは生活実習所に通っている。最近、そこで作ったすのこを贈ってくれた。「本当に優しく素直ないい子なんです」
 しかし外を歩くと、すれ違う人の視線が突き刺さる。負けまいと胸を張る妻と、黙ってついて行く由輝さんの姿を思い出す度、つらくなる。「世の中にはいらない命はないと由輝が教えてくれました。病気や障害を持つ人が、もっと自然に生きられる社会になってほしい」(文・佐藤光展) 元の記事を読むhttps://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20130502OYTEW54039/#csidx595320c1aa241c5b6f05bc35f379756 Copyright © The Yomiuri Shimbun
上記の「すれ違う人の視線が突き刺さる。・・・・・・・」このお気持ちは凄く、凄くわかります。
特に、奥様の負けまいと胸を張るお気持ち、私もそんな時がよくあり共感しました。本当に、病気や障害を持つ人や家族が、人の視線を気にしないで自然に生きられる社会になってくれることを願います。