2017/05/21 06:47

友人からおひつを頂きました。

    お櫃をご存知ですか?今日は、2kgの赤飯を蒸かしました。

おひつ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おひつ
おひつ
飯櫃(いいびつ)のこと。炊き上げた粥(かゆ)や飯を入れるための円形または楕円(だえん)形の食器で、飯次(めしつぎ)、飯鉢(めしばち)ともいう。『伊呂波(いろは)字類抄』にすでに飯櫃の名がみえており、古代より椀(わん)によそう前の容器として使用されていた。その多くは、木製、金属製で漆が塗られており、中世以降には白木の桶(おけ)風のものも出現した。近世になると、地方によりさまざまな名称でよばれるようになった。関西では一般におひつと称するが、そのなかでも白木製の桶をおひつ、めしびつ、塗り物は「おはち」といって区別している。しかし関東ではこの区別がなく、すべておはちといっている。農村では飯詰(めしづめ)と称している所もあるが、これもおひつである。[森谷尅久]